[資料 No.4]
文献解説表
標題
女子高生の体重、体脂肪に及ぼすキノコキトサンの影響
著者
中村 泰子、菰田 麻紀子、大岡 淑恵、山田 幸子、岡崎 彩子、黒田 陽子
掲載
食品と開発, 41(1), 62-64, 2006
要旨
女子高生17名を対象に、食事内容や運動量を今まで通り維持した状態で、体脂肪を減少させる働きのあるキノコキトサンを1日300mg、8週間摂取させ、次の結果を得た。
(1)体重の平均で1.23kg有意に減少した。(2)BMIの平均で0.46kg/m2有意に減少した。(3)体脂肪率の平均で0.95 %有意に減少した。体脂肪量の平均で0.88kg有意に減少した。
減少の分布を見ると、体重では2~5kg減少が29%、1~2kgの減少が18%で、対象者の83%に体重の減少が認められ、体脂肪量では2~5kg減少が24%、1~2kgの減少が24%で、対象者の72%に体脂肪量の減少が認められた。
また、アンケート調査では76%の人がキノコキトサンのダイエット効果を実感し、便秘や美容の改善の他、気持ちが前向きになったと回答した。
目的
キノコキトサンを摂取させ、体重および体脂肪量に及ぼす影響を調べる。
具体的手法
• 女子高生17名を対象に、キノコキトサン150mgを配合した分包を昼食時および夕食時に1包ずつ(1日2回)、そのまままたは水とともに8週間連続で摂取させた。
• 摂取期間中、摂取開始前のカロリー摂取と運動量を維持した状態で試験が行われた。
• 統計解析は、週ごとに対応のあるt検定を行い、危険率5%未満のときに有意差があるとした。
結果の要約
まとめ
女子高生17名を対象に、食事内容や運動量を今まで通り維持した状態で、体脂肪を減少させる働きのあるキノコキトサンを1日300mg、8週間摂取させたところ、体重は平均で1.23kg、BMIは平均で0.46kg/m2、体脂肪率は平均で0.95 %、体脂肪量は平均で0.88kg、それぞれ有意に減少した。
減少の分布を見ると、体重では2~5kg減少が29%、1~2kgの減少が18%で、対象者の83%に体重の減少が認められ、体脂肪量では2~5kg減少が24%、1~2kgの減少が24%で、対象者の72%に体脂肪量の減少が認められた。
また、アンケート調査では76%の人がキノコキトサンのダイエット効果を実感した。