[資料 No.6]

文献解説表

標題

キノコキトサンのダイエット効果の検討
-台湾における臨床試験を含めて-


著者

岡崎 英雄


掲載

FOOD Style 21, 10(6), 85-90, 2006


要旨

キノコキトサンの1番の特徴は、年齢や性別に適したカロリーをきちんと摂りながら、効率よく体脂肪を減少させ、体重の減少あるいは増加を抑えて健康的にダイエットできることである。
台湾の成人男性13名を対象として、キノコキトサン150mgを配合した分包を昼食時と夕食時にそれぞれ1包ずつ、8週間にわたって摂取してもらった。
その結果、摂取8週間後の体重、BMI、体脂肪率、体脂肪量の平均は、試験開始時と比較して有意に減少した。
以上のことから、低カロリー食や食事抜きなどの過激なダイエットに頼らないでも、きちんと食事を摂りながらキノコキトサンを摂取することによってダイエットできることが確認された。


目的

きちんと食事を摂りながらキノコキトサンを摂取することによりダイエットできることを確認する。


具体的手法

•  成人男性13名を対象に、キノコキトサン150mgを配合した分包を昼食時および夕食時に1包ずつ(1日2回)、そのまままたは水とともに8週間連続で摂取させた。
•  摂取期間中、試験前の食生活および運動量を維持した状態で試験が行われた。
•  統計解析は、週ごとに対応のあるt検定を行い、危険率5%未満のときに有意差があるとした。


結果の要約

対象例数摂取量・期間結果
成人男性13名○摂取量
キノコキトサン300mg相当(150mg配合した分包を1日2包)

○摂取期間
8週間
○体重
試験8週後には、試験開始時と比較して平均1.4kg有意に減少した。また、減少の分布を見ると、5~8kgの減少が7.7%、1~4kgの減少が53.8%で、対象者の84.6%に0.5kg以上の減少が認められた。

○BMI
試験8週後には、試験開始時と比較して平均0.5kg/m2有意に減少した。また、減少の分布を見ると、2~3kg/m2の減少が7.7%、0.5~1kg/m2の減少が23.1%で、対象者の84.6%に0.2kg/m2以上の減少が認められた。

○体脂肪率
試験8週後には、試験開始時と比較して平均0.9%有意に減少した。3~4%の減少が7.7%、1~2%の減少が23.1%で、対象者の46.2%に0.5%以上の減少が認められた。

○体脂肪量
試験8週後には、試験開始時と比較して平均0.9kg有意に減少した。また、減少の分布を見ると、3~6kgの減少が7.7%、1~2kgの減少が23.1%で、対象者の69.2%に0.5kg以上の減少が認められた。

対象

成人男性

例数

13名

摂取量・期間

○摂取量
キノコキトサン300mg相当(150mg配合した分包を1日2包)
○摂取期間
8週間

結果

○体重
試験8週後には、試験開始時と比較して平均1.4kg有意に減少した。また、減少の分布を見ると、5~8kgの減少が7.7%、1~4kgの減少が53.8%で、対象者の84.6%に0.5kg以上の減少が認められた。

○BMI
試験8週後には、試験開始時と比較して平均0.5kg/m2有意に減少した。また、減少の分布を見ると、2~3kg/m2の減少が7.7%、0.5~1kg/m2の減少が23.1%で、対象者の84.6%に0.2kg/m2以上の減少が認められた。

○体脂肪率
試験8週後には、試験開始時と比較して平均0.9%有意に減少した。3~4%の減少が7.7%、1~2%の減少が23.1%で、対象者の46.2%に0.5%以上の減少が認められた。

○体脂肪量
試験8週後には、試験開始時と比較して平均0.9kg有意に減少した。また、減少の分布を見ると、3~6kgの減少が7.7%、1~2kgの減少が23.1%で、対象者の69.2%に0.5kg以上の減少が認められた。


まとめ

台湾の成人男性13名を対象として、キノコキトサン150mgを配合した分包を昼食時と夕食時にそれぞれ1包ずつ、8週間にわたって摂取してもらった結果、摂取8週間後の体重、BMI、体脂肪率、体脂肪量の平均は、試験開始時と比較して有意に減少した。
したがって、低カロリー食や食事抜きなどの過激なダイエットに頼らないでも、きちんと食事を摂りながらキノコキトサンを摂取することによってダイエットできることが確認された。